珪藻土ならではのやさしい風合いと
曲線による構成で童話の世界を表現

外観全景

2つの塔が合体したようなユニークな外観。
木鏝押さえ、櫛目引き仕上げを行っている


地階

内部にも曲線が多用され、珪藻土の色合いと相まって
やさしい雰囲気を醸し出している


童話の世界をテーマに開設された、あけぼの子どもの森公園。といっても、ここにはキャラクターの人形などは存在しない。絵本の再現ではなく、「自然との共生・自我と自由の尊重」という童話の理念が1つの空間として表現されているのである。訪れる人をやさしく迎え入れる“家”をイメージし、それに最適な素材として外壁・内壁から暖炉や建物の土台となるブロックまで、すべて珪藻土が使用された。仕上げもあえて粗くすることで、温もりに満ちた独特の風合いを強調。童話の世界へやさしく誘ってくれる。

設計 村山建築設計事務所
施工 武蔵野建設工業株式会社
左官施工 上野左官工業
主な左官仕様 外壁・内壁・天井ほか:珪藻土塗