ハウスメーカーとの共同作業で本格的な聚楽壁の茶室と和室を完成

茶室周り

蹲や飛び石の置かれた中庭まで室内に設けた、本格的な茶室。
聚楽壁ならではの質感が魅力的である。


和室

茶室と同じ聚楽壁。ここでも茶事ができるよう炉を切ってある。


札幌市内の高級住宅地の一角にある住宅。外観はモダンな洋風であるが、内部には純然たる和風の茶室が設けられている。大手ハウスメーカーが施主の要望で注文建築に応じ、伝統的な左官工法を導入した、左官業界にとっては今後の好例となるケースである。白木と聚楽壁で造られた茶室は、木と土の香りが漂う清新な仕上がり。中庭も室内にあり、それに面して躙り口が開いている。中庭や茶室周りの廊下も、茶室と同じ聚楽壁で統一されている。和室も、聚楽壁のしっとりした質感によって、繊細で和やかな雰囲気を醸し出している。

左官施工 富士川建材株式会社
主な左官仕様 内壁:聚楽壁