講演会開催のご案内
耐火被覆の標準的な工法と納まり ― 鉄骨柱・はり接合部(パネルゾーン)における異種耐火被覆材の納まり(CPD認定プログラム)-

 本会と関わりのある「日本建築仕上学会」及び「日本建築仕上材工業会(NSK)」の講演会開催のご案内がございましたので、御連絡申し上げます。

 (以下、案内状より抜粋)
 建築物の主要構造部に施される耐火被覆は、鉄骨系[金属系]構造の荷重支持部材等が火災時に高温に直接曝されることから保護し、建築物の倒壊や延焼防止を担保するための重要な要素である。従来から耐火建築物を構成する耐火構造の柱やはりには、建築基準法に基づき耐火時間に応じた厚さの耐火被覆が求められてきた。
 しかしながら、個々の部材の性能を確保することへの規定が原則となっており、異なる部材の取り合い部の耐火被覆方法については、標準的な取り扱いが明確となっておらず、実務上は、設計者、施工者、耐火被覆材の生産者等が、特定行政庁等の行政の判断を仰ぎながら、現場毎に対応している状況にある。
 
このような背景にあって、日本建築仕上材工業会に設置された耐火被覆工法研究会では、火災安全上の正しい理解に基づき、耐火性能確保のための施工上の配慮、各種工法の普及・促進、施工の効率化などを目的として、鉄骨系構造の柱・はりパネルゾーンの標準的な納まりについて、設計・施工上の手引きをとりまとめ、本会に監修を委託した。
 本会では、委託研究として学術委員会のもとに「鉄骨柱・はり接合部(パネルゾーン)における異種耐火被覆材の納まりに関する研究委員会」(委員長:河野 守)を設置して監修し、その成果の普及を目的として講習会を企画した。
 本講習会が各種耐火被覆工法の設計、施工時の読者諸兄の理解を助け、耐火被覆工法の健全な発展・普及の一助となることを期待するものである。

※詳細およびお申し込みにつきましてはこちらの開催案内を御覧ください。

 開催日時:2020年3月6日(金) 開場13:00 講演13:30~16:50(予定)

 会  場:建築会館ホール(定員200名,定員になり次第締切)
      〒108-8414 東京都港区芝 5-26-20 TEL:03-3456-2051

 共  催:日本建築仕上学会、日本建築仕上材工業会

 協賛団体:【予定】(一社)ALC協会、せんい強化セメント板協会、ロックウール工業会

 参 加 費:会員(日本建築仕上学会会員・日本建築仕上材工業会会員・協賛団体会員) 3,000円
      ※日左連会員は、会員区分での参加費となります。

       会員外 5,000円,学生 1,000(資料代含)

 お申込み:参加申込書にてお申込みの上,当日受付にて参加費をお支払いください。

      FAXまたはE-mail にてお申し込みください。

 ※詳細および申し込み方法につきましては添付の開催案内、又は、下記URLを御覧ください。(申し込み先はNSKではなく、日本建築仕上学会事務局になります。)

 プログラム(予定)

      13:30~13:35  挨拶 日本建築仕上学会 学術委員長 小山 明男(明治大学)

      13:35~13:50      趣旨説明

              国土交通省 国土技術政策総合研究所 鈴木淳一

      13:50~14:20      耐火被覆材料・工法の概要

              エーアンドエー工事株式会社 藤 雅史

      14:20~14:45      パネルゾーン耐火被覆工法の概要

              ニチアス株式会社 山脇 慎平

      14:45~15:00  休憩

      15:00~15:30  吹付け耐火被覆材および巻付け耐火被覆材が後施工の場合の納まり

              ニチアス株式会社 山脇 慎平

      15:30~16:00  けい酸カルシウム板が後施工の場合の納まり

              日本インシュレーション株式会社 堀 正人

      16:00~16:20  耐火塗料が後施工の場合の納まり

              エスケー化研株式会社 藤原 武士

      16:20~16:50  質疑応答

 また、名古屋会場(3/10)及び大阪会場(3/11)の開催につきましては、NSKでの単独の講演会を予定しております。案内の準備が出来次第、改めて告知させていただきます。